誰でも一度は目にしたことがあるクッションブラシ。
でも実際の使用方法や美容師さんならどんな感じに使うのかは知らない方も多いはず。
お家に持っている方なら参考になりますし持っていない方ならすぐにでも買ってぜひ実践してみてください。
髪の長さは関係なく特に女性なら持っておいた方がいいかもしれませんよ。
僕は美容師ですからサロンワークでもかなり使用頻度は高く手放せません。
そんなクッションブラシの4つの使い方をご紹介していきます。
クッションブラシとは
写真のような形状のヘアブラシです。
毛は一定方向に植えてあり形は楕円形をしています。
ブラシの中央部分を軽く押すとクッション性があって頭に押し付けても痛くはありません。
このようなタイプのブラシをお持ちでしたら是非これからの使用方法を試して欲しいです。
僕は写真のものとは違いますが同じクッションブラシをもう20年近く使っています。
このようにプロの多くの方でも使っているのにはちゃんとした理由があるんです。
それも今からご説明していきます。
プロが教える4つの使用方法
素人さんでもこのブラシを使って見ると思っていたより使い心地も良く気持ちいいものです。
使い方は簡単ですが用途によってこのブラシの良さが出て手放せなくなるのは間違いありません。
1つ1つやってみてください。
1、ブラッシングに使う
これは見ての通りブラッシングに使うやり方です。
でも知ってましたこれの本当の意味を?
ただ単にブラシを通すのではなく意味をしっかり意識して使うことでより効果を発揮することができます。
- 髪の絡まりをとる
- 汚れや埃などを取り除く
- 頭皮の血行を促す
- 髪のツヤをだす
これを全部知っていたのであればすごいことです。
【髪の絡まりをとる】
髪は普段生活していると自然と絡まってきますよね。
長い方ならなおさらです。
でも手櫛でこの絡まりをとるとなると無駄にテンションがかかって切れ毛などの原因になりかねません。
このクッションブラシは引っかかってもブラシの毛が逃げて髪に負担をかけません。
なので徐々に絡まりを無くしてくれるので毎日約3回くらいを目安に行ってあげると理想的です。
【汚れや埃などを取り除く】
外に出て働いて帰ると気づかないうちに髪の毛には一日の汚れや埃などが付いています。
家に帰ってお風呂に入る前に良くブラッシングをして上げてからお風呂に入るとシャンプーがとてもスムーズに行うことが’できます。
事前にそういった一手間を加えてあげるだけで髪の毛のコンディションが維持できるのでめんどくさがらずに行ってみてください。
【頭皮の血行を促す】
クッションブラシって使ったことある方ならわかると思いますが頭皮にしっかりと当ててブラシを通すと気持ちいですよね。
なんかグーーーーって手櫛よりも細かいブラシの毛が全体に通るようで他では味わえない爽快感みたいなものを感じることができますよね。
あれをすることで頭皮の近くにある血管が刺激され、血行が良くなり発毛促進にもなります。
頭部の気持ちよさを求める方が多いのもヘッドスパが人気なのと同じ理由で他では味わえない感覚だからでしょう。
【髪のツヤをだす】
クッションブラシの多くは植えられているブラシの毛が科学的なものではなく動物の毛(豚毛、猪毛)を使っているものも多く値段が大幅に変わります。
しかし毛の材質によって効果は歴然で動物系の毛でブラシを通すことで髪の毛にツヤを与えることができるんです。
何度か同じ箇所を通すことでまるでブローしたかのような仕上がりにすることができます。
2、ブローのブラシとして使う
少数かもしれませんがお家で簡単でもブローをされている方いらっしゃいます。
そういった方でもクッションブラシを使うことで他のブラシにはない綺麗な仕上がりにできることをご存知の方は多くはないはず。
理由はクッションブラシの構造上、毛の密集度が他のブラシに比べて高くより髪の毛を引っ掛けることができるのでブローをするとき適度にテンションが’加えられてご自分でも簡単に綺麗な仕上がりにすることができます。
慣れてくればものの10分もかからずに仕上げることができるでしょう。
まずは練習です。
3、髪をまとめる時に使う
これはみなさん知ってますよね。
まとめ髪にする際に使うんです。
クッションブラシを使うメリットとしてブラシの大きさが他のブラシに比べて大きいためにまとめ髪にする時に非常に使いやすいんです。
大きな面を一気に集めることができるのでサロンワークでまとめ髪にする際はいつも使っています。
4、逆毛を立てる時に使う
これは素人さんはあまりやらないかもしれませんがクッションブラシで逆毛を立てる時に使ったりします。
くしを使って逆毛は立てるイメージですがこのクッションブラシを使って逆毛を立てることで柔らかい逆毛にすることができます。
普段の生活の中で使う場合頻度は少ないと思いますが万が一逆毛を立てる機会があればぜひお試しください。
柔らかいふわっとした質感の逆毛がたちますよ。
ちょっと自慢話
僕は美容師を始めて20年近いのですが、見習いの頃から愛用しているクッションブラシがあるんです。
それがこれです。
年期が入ってますね。
いまだに現役で使ってます。なんなら他のクッションブラシを使ったことがありません。
みなさんもこんな相棒に出会えるといいですね。
気になるお手入れ方法
ブラシ類は使っていくとだんだん毛と毛の間に埃やゴミが溜まってきてしまいます。
そんな時は自分で簡単にお掃除をしてあげてください。
やり方はどんなクシでもいいのでブラシにクシを通すようになんども通してあげるクシにゴミが絡まりブラシを綺麗にすることができます。
気になるからと水などで洗わなくても十分綺麗になります。
最後に
ここまででわかりましたでしょうか?
おそらくやったことがあるという方がいらっしゃるかもしれませんが意味もしっかり意識して使っていただくだけでも覚えておいていただければ嬉しいです。
美容に関係する記事をこれからも発信していきますね。
それでは