先輩である以上背中を見せてなんぼだ!!(見てくれていたらの場合ね)
20年近く美容師をしてきた自分ですが今までありがたいことに多くの後輩に接することができました。
以前働いていたお店をやめてしまうとなかなか会えなくはなってはしまうもの。
みんな元気でいるかなぁ
後輩の数だけ自分は成長できた
たくさんの後輩を見てきて思うことは、人によって教え方伝え方がバラバラでその度にやり方を変えては悩んでいた。
強くいっても大丈夫な子もいれば強くいうと引いてしまう子もいたりして自分なりに微妙に言い方を変えたりしていたなぁ。
100人いれば100通りの教え方がある。
まさにそんな感じで毎日過ごしていた。
今も教育、教え方、伝え方は意識しているつもり。これって「つもり」って言い方になってしまうんですよ。
なぜなら正解がないし、わからない。
今の自分がやっていることが正しいのかすらわからないので言い切れないが、今もそのようにしているつもりです。
教えることで一番厄介なのが素直に聞いてくれない子。
自分も素直ではなかったので気持ちはわかるがどうしても素直に聞いてもらえないと伝えたいことも全部伝わらない。
よって感情が出てしまうんです。今は昔よりだいぶ抑えられるようになりましたけどね。
けどそういう子って背中を見せてあげることが一番良い。
なぜなら言葉ではなくて行動で示すことで自然と体に入ってくると思うんです。
だいたい素直になれない子は言ってることとやってることに違いがあるから素直に聞くことができないんだと思うから。
下の子は足元をよく見てるもんです。
自分もそんな先輩を見ては足元ばかりを見ていました。
なので足元をすくわれない為にも後輩達よりも多く仕事をして背中を見せようと努力してましたね。
今思えばやり過ぎなくらい仕事してましたね。
一年の中で340日くらいは職場にいましたから。
けどそのおかげで今の自分があると思えばまぁよかったかなとも思う。
自分は結構先輩の背中を見てきたと思う
そんな自分も多くの先輩も持つ事ができた。
初めて入社したお店で自分は美容師たるものの全てを教わる事になる師匠と出会う事になる。
ほぼ毎日営業おわりに練習をもらい、来る日も来る日もいろんな事を教えて頂いた。
でも師匠に関しては最後に決してやってはいけない裏切りのようなやめ方をしてしまいそれ以降お会いできていない。
あれだけ沢山の愛情をかけていただきながら俺は最低の事をしてしまった。
本当に本当に申し訳ないことをしたと今も後悔している。
その時は自分の感情を抑えることが出来ず勝手に逃げ出した。最低なヤツ。
もしまたお会いできたらきっと目も見れないほど頭を下げ続けると思う。
そんな師匠の背中もそうだが今までに多くの先輩方の背中は見てきた。
その中でも一番自分の心に残っている方は口数少なくて黙々と仕事に打ち込む方の背中は今考えてもかっこよかった。
他人のことを悪くいうこともなくもちろんお客様にも真摯に対応するなど大人な方でした。
まさに自分の目指す先輩とはこういうかた。
今の自分からは程遠い背中ではありますが、目標はこんな感じの背中を見せれる一美容師でありたいと思っています。
若い子達は結果を求めている
昔の自分は頑張っている先輩の姿を見て刺激を受けていた。なぜならその姿勢が全てで結果は後からついてくるものだと勝手に思っていたからだ。
でも今ってなんでも知ることが簡単で何をやるにしてもネットでググればすぐに結果が出てくる。
工程を省いて、結果を最短の道で知れるのだ。
よって物事が結果的にどうなるのかなんて誰でもわかってしまう。
じゃぁ工程は大切じゃないのかというと今の子達はそこに美学や価値をあまり感じずに成長しているように感じる。
決してそんなことはないのかもしれないが、いろんな情報をしれば知るほどそのように感じてしまう。
自分は一体どんな風に見られているのか不安になる。
結果をだす為には勉強が必須
結果をだす為には今の自分では足りないものがいくつもあった。
知らなかった分野を知る事でいかに自分が知らない事が多かったんだと改めて知らされたのが本音。
ウェブを通してマーケティングを少しだけかじった時にビジネスとは売る側からの視点でしかなかった自分に愕然としたのを覚えている。
そこから視点が180度変わって、買う側の心理にとことんまで置き換えるようになれたのも今まで知らなかった分野に飛び込んで必死にもがいた結果ではないだろうか。
結局自分の勉強不足によって今までは思うような結果が出なかった。
頑張る姿を見せるのは何も仕事だけではないはず、なれない手つきで新しい分野に飛び込んでいく姿を見せれるのもまた先輩の役目なのでは。
新しいことにこれからはどんどん飛び込んで行かないととてもじゃないがおいていかれる気がする。
そういったチャレンジ精神のようなきっかけを見せれる自分でありたい。
最後に
この年齢になるとどうしても視野が狭くなりがちですよね。
自分ももちろんそうですし、そうならないようには心がけているつもりです。
でも下の子達や周りにいる年下の人に自分はどう見られているかって、いつも考えたりします。
これからは結果を出せる事に時間をとことんかけて結果を出す為の勉強と努力、継続をするその姿を見せ続けられるようになりたいと思います。
背中を見られているくらいがちょうど良い緊張感で良いのかも。
なんでもプラスにとっていきましょう。
それでは