僕は美容師歴約20年の男です。
職人気質な人間が多いこの業界は道具にこだわる人が多いのも事実。
そんな職人気質の塊のような自分が約20年使い続けている相方のような道具、それが今回紹介する「メイソンピアソン」というヘアブラシです。
さてこのブラシ一体何がそんなに良いのか?
そしてなぜここまで人気が衰えないのかを実際に20年近く使い続けてきた僕がお話します。
現役美容師の実際のお話ですよ。
メイソンピアソンとは何か?
イギリスのロンドンで140年以上の歴史をもつメイソンピアソンは多くのヘアメイクアーティストや女性の髪を扱う際に使用されてきた。
ヘアブラシ界のロールスロイスと言われているほどその品質は高く1つ1つがイギリスの職人さんのハンドメイドでできています。 メイソンピアソン(masonpearson)公式サイト
ブラシの毛は猪毛が使われていて髪一本一本を綺麗にとかして艶やかな髪にすることができるヘアブラシ。
お値段は割と高価ですが使って得られる価値は十分あります。
メイソンピアソンはこんな方に使って欲しい
女性の方なら
- 髪の毛が長い方
- 毛が絡まりやすい方
- つやが欲しい方
- 自分でブローする方
美容師さんの方なら
- よくブローをする方
- シャンプー前などにブラッシングする方
- まとめ髪をよくする方
- かっこつけたい方
ざっくりですがこんな感じです。
美容師だから使いこなせるんだよと言われそうですが素人さんでも一度自分でブラシを通して見るとわかると思います。
滑らかにブラシの通りがよく何度か通すと髪の毛が柔らかくしなやかになりつやが増します。
素人、プロ関係なく使ってみればその差が必ずち言って良いほど実感できるブラシ、それがメイソンピアソンです。
お家でメイソンピアソンを使うタイミング
メイソンピアソンをお家で使う方の多くはブラッシングに使っています。
しかしただ通していては意味がありません。
ブラッシングはいつ使うのがベストか?を美容師目線でお伝えします。
それは
- 朝のスタイリング前
- お風呂に入る前
- 就寝前
が効果をより実感きます。このタイミングで使うだけでも髪の毛はとても良い状態になります。
理由はブラッシングをすることで頭皮の結構促進と髪の毛の絡まりをとる、髪の毛にツヤを与えるためです。
ブラッシングは長い髪の毛の人だけがやるものではなく短い髪の毛の方でもブラッシングをすることで髪の毛の調子は大きく変わってきます。
毛をとかすのにクシを使うと危険です
美容師は髪のことに関してうるさくいう人が多いのですがこの”髪をとかすのにクシを使うと危険”に関しては本当にそうです。
なぜなら髪の毛をとかす時に引っかかってしまうと硬いクシだと無理やり力でほどこうとしてしまうこと、ありませんか?
これは毛先の切れ毛の主な原因だったりします。
それよりもメイソンピアソンのようにブラシ型で引っかかっても毛が逃げると切れ毛もでにくくなります。
硬い物よりも柔らかいもので溶かしてあげるようにしましょう。
そして絡まってしまった時は結び目を優しくほどいてあげてください。
ブラッシングの正しいやり方
メイソンピアソンは握ってみると分かるのですが、非常に持ちやすい形状になっています。
僕も長年使っていますが使えば使うほど愛着も湧くし手に馴染む感覚になってきます。
使うタイミングは上記に書きましたが使い方も非常に重要です。
①、毛先から通していくこと。
やりがちなのが最初から根元に通してしまう。
間違いではないのですが毛先が絡まっていると途中で引っ掛かり切れ毛の原因になります。
毛先からゆっくり通して徐々に根元に向かうようにすることで神への負担はとても減ります。
②、同じ場所を数回通す。
絡まりがとれたからとすぐにポイントを移動するのではなく何度か同じ場所を通してブラシの毛の間に髪の毛を通すことで髪の毛はどんどんツヤが増してきます。
③、地肌にもしっかり通してマッサージをするイメージで通す。
中間のブラシ通りがよくなってきたら最後は根元と地肌に何度もブラシを通すことで血行も促進されて気持ち良さを感じることができます。
これがブラッシングをする本当の意味で一番価値を感じるはずです。
ツヤが出にくい人の対処法
ツヤの出にくい方は元の毛質に問題があります。
それは髪の毛に油分が足りないからです。
油分と言っても油ではなく元々乾燥している状態なので油分が足りていません。
その場合の対処法は洗い流さないトリートメントをしっかりつけることです。
使うタイミングはお風呂あがりにつけるのと朝のスタイリング前に乾いている状態でも大丈夫なので少量つけてからブラッシングを行ってみてください。
するといつもとは違うブラシ通りになるのと髪の毛にもツヤが戻ってくるのでぜひ試してみてください。
メイソンピアソンにはいくつか種類がある
お家で使うのであれば大きく分けて4つのサイズとその中でまた色と種類が分かれる。
4つのサイズ展開
- LARGE(ラージ)
- MEDIUM(ミディアム)
- HANDY(ハンディー)
- POCKET(ポケット)
上から大きい順になります。
そしてかくサイズの中でまたブリッセルとミックスという毛質の種類が分かれます。
【ブリッセルとは】
硬質な猪毛を100%使用したヘアブラシ。
【ミックスとは】
ブラシの通りをよくするために猪毛とナイロン毛を混ぜたブラシ。
ちなみに僕が長年愛用しているのはミックス毛です。
なぜならミックスの方がブラシの通りがよくお客様をブローをする時にも使えるのでこれにしました。
ドライヤーの熱でナイロン毛が変形してしまっていますが全然問題なくいまだに現役で使えています。
ちょっと傷がついている方が愛着も湧きますからね。笑
値段はとても高く感じますが、一生付き合っていける相棒だと思ったらそんなに高くはないのではないでしょうか。
サイズはこの↓2つのどちらかが使いやすいですよ。
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メイソンピアソンはなぜ値段が高い?
結論から言うと「他にはない使いやすさと仕上がりの良さ」が他のクッションブラシと比較して格段に違うこと。
一言で言って「使えばわかります」。(←大声)
プロの肩の多くのかたが長年使用するのにはただ値段が高いからだけではなく握った感じと見た目の良さや髪の毛にブラシを通した感触が絶妙に気持ちがいいんです。
持ってみるとわかりますが重さがとても軽いんですよ。
女性の方は少しでも軽いものを持ちたがると思いますが、そう言う方にも喜ばれています。
例えばこんな経験ありませんか?
欲しいバックや小物を探していると高いものと安いもの、どちらを買うか悩んだ時安い方を買って失敗した時。
買ってから結局欲しかった高いものを買ったことありませんかね?
高いものを買えと言っているのではなく、いいものを買えばずっと使えるし愛着も湧きます。
高いものにはちゃんとした理由があるんです。
普段のお手入れ方法
毎日使っているとホコリや髪の毛がブラシの間に多く挟まってしまいますが毎日お手入れをしなくても問題はありません。
でも見た目を気にする方や使っているうちによくみると汚く見えてはくるものです。
その時は付属のクリーニングブラシを使って毛と毛の間のホコリをとることができますし、ない場合でもお持ちであれば目の細かいクシを使って間のゴミをとることは簡単です。
これが僕が20年使っているメイソンピアソンです。
さすがに使用感はありますがまだまだ現役です。
使っていくうちに毛は曲がったりして行きますが使用するにあたりなんの問題もありません。
僕は大体1ヶ月に一回くらいお手入れをしています。
気持ち良いんですよね、綺麗になるのが。w
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最後に
これを期にもしお家で使うヘアブラシを持っていないのであればぜひ使ってみてください。
僕も師匠に教えてもらい使い始めましたが今となっては一番付き合いの長いアイテムになってしまいました。
これからもまだ使っていくのでより愛着が湧くことでしょう。
いつか買い換える時がくるかもしれませんがその時もまた同じヤツを買うかもしれませんね。
そんな感じでぜひ試してみてください。