美容室にいきたいなぁ
でもパーマとカラーがしたいとは思ってる。
同じ日にやるのは時間もないし、どっちを先にやればいいのかもわからない。
そんなケースでお困りの方にパーマとカラー、どっちを先にやるべきなのかをわかりやすく教えたいと思います。
以外に知らない方が多いので今回書いていきたいと思います。
パーマとは
パーマはカラーと違って薬剤が作用する場所が違います。
わかりやすくいうと髪の毛の骨組みのような場所に作用するもの。
なので形状を変化させることができるんです。
原理としては1液の成分が「還元剤」というものが入っていて髪の内部にあるタンパク質の結合を還元(切り離す)させ、2液で再結合させるのがパーマがかかる理由。
なんどもパーマをかけると痛んで感じるのはこの骨組みをいじることで形をキープできなくなるためにパサついて見えたり広がってしまう現象がおきます。
[aside type="warning"]パーマは繰り返しかける場合、できるだけ間隔をあけてかけるようにしましょう。[/aside]
ヘアカラーとは
ヘアカラーはパーマと違って髪の毛の肉、皮膚部分に作用するものです。
繰り返しかけることで骨の周りの組織に色を入れていくイメージなのでパーマとは違った作用が働きます。
カラーもパーマ同様に繰り返し続けると傷みとして髪に負担はかかりますがパーマとは違って見た目の色や触った感触が違ってきます。
もともと髪の毛が持っているメラニン色素を抜いてその場所に新たな色素を入れ込むのがヘアカラーの原理。
この時に化学反応がおきていて酸化反応によって色素は結合されて色味はできています。
時間が経つとその入れた色素が抜けて退色となる。
[aside type="normal"]乾燥を防ぐことで色素が抜けるスピードを抑えることができます。[/aside]
パーマとヘアカラーはどちらが先か
さぁここからが本題。
どちらを先にやった方がいいのか?
答えは「パーマ」です。
理由はパーマの還元作用によってせっかく入れ込んだ色素が還元(壊されて)されてしまうから。
わかりやすくいうとパーマは色素を壊してしまう反応を起こすからです。
この順番を守れば理想のパーマと好きな髪色を楽しめます。
順番が逆だとパーマはかかりますが髪色は抜けてしまったような仕上がりになるでしょう。
気をつけてくださいね。
同じ日にやっても大丈夫?
一昔前までは同日にパーマとカラーをすることは薬機法の関係でできませんでした。
しかし、今はパーマ液が化粧品として登録されているものがあるので同日で施術することが可能になりました。
美容師が扱う薬剤は日々進化していて髪に優しいものが増えてきているのでお客様も安心して美容室に行けるようにもなりました。
美容師側からしてもいつか傷まないパーマやカラーが登場しないかぁと心から願っています。
早く出ないかなぁ。
カラーとパーマはどちらが傷んでしまうのか?
この問題はサロンワークをしていてよくお客様に聞かれることですが、美容師からするとどちらも傷んでしまうものですがより痛みを感じるのはパーマですかね。
理由は先ほどもお伝えしたようにパーマは骨組みに作用するものなので形状が変化しやすくカラーに比べて見た目や触感の変化をより感じるてしまうから。
傷みを気にする方はどちらか片方を楽しむ方がいいのかもしれません。
無理にどちらもやってより傷みを感じてしまうようならテンションも下がってしまいますからね。
欲張らずに髪を楽しむことが一番ですよ。
最後に
美容室に行こうと思った時の参考にぜひ。
髪の特性や原理がわかるとちょっとは髪に対して興味が出てくれると嬉しいです。
大切なのはいかに髪の毛を綺麗に保つか、なのでこういった知識も知っておいて損はありませんよ。
今後の参考に。
それでは