ブリーチした髪の毛は言ってしまえばもう違うものになっていると思ってください。
今もしブリーチしているのにパーマをかけようか悩んでいるのであれば僕はおそらく止めるでしょう。
理由はこれからお話ししますが決して良い結果が出ることはないと思います。
長年美容師をやってきての経験からなどで間違いありません。
薬剤も常に進化をしているので一部の薬剤を使えばかけることも不可能ではありませんがそこまでしてかける必要がありますか?
そんなことも含めてこれから書いていこうと思います。
ブリーチをした髪の毛はどうなるの?
ヘアカラーはもう皆さんの中で特別なものではなくなりましたよね。
しかしブリーチと聞くとハードルがいきなり高く感じると思います。
ブリーチはヘアカラーと違ってとても髪に対して負担がかかります。
なぜならメラニン色素以外のものもたくさん壊してしまうから。
でもそうでもしないとあそこまで明るくすることができないのでしょうがないことなのですが一度でもブリーチをやったことがある方はわかりますよね。
毛の芯がなくなる感じ。
ハリがなくなる感じになってしまうのです。
要するにブリーチはメラニン色素を壊すのと同時に髪の毛の骨組みにまで浸透して傷をつけてしまうんです。
パーマはなぜかかるのか?
パーマは髪の芯にあたる部分に大きく作用することで髪の形状を変えることができます。
その芯の部分にシスチン結合という組織があり薬剤が反応することで結合を離し、また結合させることでパーマは完成します。
そのほかにも周りのタンパク質も変形し、よりしっかりとしたカールを生み出すことができるんです。
ブリーチとパーマの相性はなぜ悪いのか
先ほどのパーマがかかる理由を理解すると簡単ですよね。
パーマが本来、作用しなければいけない組織がブリーチによって壊されてしまっているため、相性が良くないということです。
ブリーチが悪いわけではなくパーマが悪いわけでもありません。
ただ相性が良くないというだけのことです。
これの理屈を知っていることでこれから美容師さんに断られることがあってもすぐに納得できると思います。
そしてブリーチをしようとするときも今後は当分パーマは諦めるしかないと決めてからするようになるはずです。
一度でも崩壊してしまった髪はもう元には戻すことができません。
大切にしてあげてくださいね。
最後に
今回のテーマはブリーチした髪の毛にパーマはやめてくださいと強気な願いも込めて書かせていただきましたが、これはあくまで僕の経験から得た知識でもあるのをわかってください。
それでもかけたいというのであればぜひかけてみてください。
きっと失敗してしまうことでしょう。
そんなことにならないためにも今回の内容を十分に理解してこれからの髪のことに使ってください。
きっとやめてよかったと思ってくれるはずです。
それでは