ヘアカラー率は今や8割を超えている現在。
茶色ではない髪色の人を見たける方が難しくなっています。
しかし茶色の髪の毛も飽きてきた、地毛に戻したいと思っている方も多いのでは?
そんな方のために今回は黒髮に戻したい時サロンにいた際のオーダー方法と注意点についてお話していこうと思います。
面倒だから黒髪に戻したくなる人が増えている
茶色の髪の毛からいきなり黒髪に戻したいと思ってサロンにいったら思っていたよりも黒くて嫌だった。
とか
すぐに茶色くなってしまった。
とか
茶色の髪の毛から黒に戻してもその後いろんな弊害が出てくるのは仕方のないことです。
だってさっきまで茶色だったのにその日のうちに黒髪になるんですから。
プロに任せれば大丈夫と思っていても元の髪の毛がどんな状態だったかによってはその後の変化は大きく違ってきます。
現にブリーチをずっとしていた方が三日で茶色くなってしまったという方もいらっしゃるくらいですからね。
まずは今の自分の髪の毛がどんな状態なのかによって黒く染めるのに知っておいたほうが良いことをお伝えしますね。
ブリーチをしている状態から黒髪に
ブリーチをして髪が18レベルくらいに明るくなっている場合、黒髪に戻そうとすると最低でも3回くらい続けて同じ色を重ねてあげることが必要です。
ブリーチをしている髪の毛は内部にほとんどメラニン色素が残っていません。
そして内部組織も崩壊してしまっているので色素を入れても留まっている力が残っていません。
よって色を入れてもすぐに抜けてしまうのです。
しかし回数を重ねてあげることで残留色素が溜まっていき色が徐々に定着していきます。
最低でも3回は1ヶ月以内に重ねてあげることが必要です。
今までにブリーチをしていない方が黒髪にする場合
ブリーチをしていない方でも2回は繰り返し同じ色を重ねることが大切です。
理由は先ほどとほぼ同じなのですが今回はブリーチほど内部組織が崩壊していないので最低でも2回繰り返し重ねることで安定はしてきます。
しかし細毛の方や色が抜けやすい方はプラス1回は多く重ねてあげると良いでしょう。
どちらにしても中に色を溜めていくようなイメージなのでできるだけ早く安定したいという方は回数を重ねてあげることが大切。
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黒髪にするなら一度に真っ黒にしない方がいい
先ほどから回数を重ねる方がいいとお伝えしてきましたが、理由はもう1つあって、一度に真っ黒にするとムラになりやすいのと思っている以上に黒くなる恐れがあるからです。
それでもいいという方はこの方法でもいいと思うのですが僕はおすすめしません。
あくまで自然に暗くしてるほうが綺麗に見えからです。
真っ黒の色素は確かに髪の内部に残りやすいのですが自然な黒髪に見えるかというとそうでもありません。
よって無理のない範囲で黒に近い色を必要な分を数回に分けて入れてあげることで色もちと綺麗さは全然違います。
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重ねる度にムラを補正できるのもメリット
ヘアカラーを繰り返した髪の毛は毎回、微妙に明るさなどが違ってくるために髪の毛のところどころに明るさのムラなどが存在します。
今回のように暗くする際にその微妙にできてしまったムラなどを毎回色を重ねる際に補正して調整することができるのも大切な工程の1つ。
暗くした時こそ色ムラ、明るさのムラが目立ちやすくなります。
よって2、3回と暗くする工程を挟むことでより均一に髪を黒髮にすることができます。
重ねていくたびに自然に黒髪になれます。
使用する薬剤をコントロールする
ヘアカラーは本来、1、2液を混ぜて薬剤ができています。
その際に薬剤のパワーをコントロールすることができて、髪を暗くする際は薬剤のパワーは極力低く設定します。
そうしないと無駄に明るく仕上がってしまうことがあるので注意が必要。
しっかりと必要なパワーだけで染めることで髪に対する負担も少なく、色持ちもよくなります。
無駄に負担をかけることで色もちにも関係してくるので薬剤選定はとても重要になってきます。
お家でできる色もちをよくする方法
どうしてもサロンに行くのが難しい場合やタイミングが合わずに行けない。
そんな時にお家でできるちょっとした裏技としてお風呂のタイミングで自分で少しだけ色を足してあげる。
これはよくカラーシャンプーと言ってブリーチしてる方はよく使う方法だ。
でも黒染めをしてる人にもこの方法が使えるのかというと、できるんです。
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これをお勧めします。
理由はよくある白髪染めの類ではなくあくまでヘアカラーの退色防止のために作られた商品だからです。
白髪染め用だと無駄に暗くなってしまいその後自然な黒髪にはなりにくいので僕はこのカラーシャンプーをお勧めしています。
今のところこのカラタスシリーズを使っていて嫌な仕上がりになったことがないので自信を持ってお勧めします。
サロン専売品として作られているので安心ですね。
黒くするなら当分は黒(暗め)で行こう!
今回は黒髪にしたい、次回はまた明るくしたい!
とか毎回明るさを極端に変えることはやめましょう。
理由はダメージを考えてのことではなく、必ずと言っていいほど明るさのムラになります。
前回までに暗くした箇所の髪の毛は次回明るくすることはできません、正確にいうと明るくなりません。
濃い色素がしっかりと入っているのでヘアカラーでは明るくならないのです。
よってもし明るくしたい場合はブリーチを使って内部に定着している色素を壊してあげる必要があります。
その上で希望の色を重ねていくのですがやはりすぐには明るくすることは避けた方が良いですね。
大切な髪の毛がボロボロになってしまうようなことは極力避けて綺麗な髪を維持したいものです。
最後に
黒髪にしたいと思うことは決して間違いではないのですが、する場合はしっかりと理解した上で行うことを強くおすすめします。
そしてその後もしっかりとケアしてあげるとなお良いです。
髪の毛を暗くしてで新しい自分に会えるきっかけになるといいですね。
そんな参考になれると嬉しいです。
それでは